ビタミンCを含む食材を摂取でシミを防ぐ

紫外線やストレス、加齢などによってしみができてしまうことは、どなたにも経験があるでしょう。しみに対する対処には、薬、レーザー治療、サプリメント、ピーリングやイオン導入…などさまざまな選択があります。このように数多くの選択肢がある中で、多くの方が「できるだけ負担が少なく、効果的な方法を選びたい」と考えているのではないでしょうか。
そこで、ここではビタミンCを含む食品による、しみ対策について説明します。

スキンクリニック研究室 > シミの記事一覧 > ビタミンCを含む食材を摂取でシミを防ぐ
シミ

しみを防ぐ:ビタミンCを含む食材を摂取

目次

「ビタミンCはなぜしみにいいの?」


日焼けやしみに「ビタミンCがいい」ということを聞いたことはありませんか?でもなぜビタミンCが、しみや日焼けに効果的なのかというと、ご存知ない方が多いのではないでしょうか。ビタミンCは2つのアプローチによって、しみに働きかけると考えられています。

1.しみをできにくくする

ビタミンCには、しみや日焼けの原因となる「メラニン色素」を作らせなくする働きがあります。メラニン色素は、無色の「チロシン」という前駆物質が、酵素である「チロシナーゼ」によって、有色のメラニンに変化させられることで生成されます。ビタミンCには、このメラニンの生成に不可欠な、チロシナーゼの働きを抑制することによって、しみをできにくくする、という働きがあります。

2.できたしみを薄くする

ビタミンCには、もうできてしまったしみ、つまりメラニンに対しても働きかけます。メラニンを還元し、その色を薄くするのです。 この二つの働きによってビタミンCは、しみを目立たなくする、非常に効果的な成分といえるでしょう。

「ビタミンCを多く含む食品」

ビタミンCをたっぷり含む食べ物を摂取することは、しみの予防、そしてできてしまったしみのケアにも効果的だと考えられます。 どのような食品がビタミンCを豊富に含むかというと、主なものとしては、野菜や果物です。野菜では、トマトやピーマン、ホウレンソウなどに豊富に含まれます。果物はイチゴやレモン、オレンジなどに豊富です。少し意外なところでは、ジャガイモにもビタミンCが多く含まれています。ジャガイモのビタミンCは熱を加えても安定しているので、煮込み料理などでもビタミンCが摂取できます。

「薬、サプリメントでのビタミンC摂取」

ビタミンCを薬やサプリメントでも摂取できます。しかし、そうすると添加物も摂取してしまうことになったり、特定の成分を過剰に摂取してしまったりする心配もでてきます。健康的かつ、しみになりにくい生活習慣を身につけるためにも、できれば食事から自然な形で摂取するのが理想的でしょう。 食品アレルギーなどの問題がなければ、やはり薬やサプリメントよりも、食物からビタミンCを摂取するほうが、吸収もナチュラルで、スムーズであるといえるでしょう。

まとめ

まとめ

ビタミンCは、すでにできてしまったしみ、しみの予防、どちらにも効果的なうえ、安全性も高い優秀な栄養素です。しみだけでなく、ほかにも健康に対しプラスになる面もあるでしょう。ビタミンCをたっぷり含む食品は多くありますし、積極的に摂りたい健康的な成分です。
ただ、ビタミンCだけですべてのしみを防いだり、治療したりできるわけではありません。紫外線対策やクレンジングなどの、一般的なしみ予防の対策をしっかり行ったうえで、ビタミンCを活用するとよいでしょう。
しみの予防・治療についてのご相談はオラクル美容皮膚科へ

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
医師紹介はこちら

関連する施術はこちら

セルフケアでは得られない!「美容皮膚科」のシミ治療。すぐに効果を実感したい方は「オラクル美容皮膚科」へご相談ください。

美容皮膚科で美肌治療をお考えの方

オラクル美容皮膚科は、カスタム美容治療プログラムを提供する美容皮膚科です

pagetop