メイク術でシミを消す

しみの対策を始めたら、早く消してしまいたいと思いますが、なかなかそうはいかないものです。最も早くしみが消えると思われているレーザーでさえ、アフターケアを含め周囲のお肌となじませるには、一週間以上はかかったりもします。
そんなときは、根本的な解決とは切り離し、メイクで隠してしまいましょう。ここではシミを消す方法の一つとしてのメイク術について解説します。

シミ

しみを消す方法:メイク術

目次

しみに対するベースメイクの効果

毎日、外出するときなどにメイクでしみをカバーするのが日課になっている方も多いかもしれませんね。しかし「どうやったら効果的にしみをカバーできるか、いまひとつ自信がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで、しみを隠すメイクのコツをアイテム別にご紹介します。

1.コンシーラー

まず、一つには、コンシーラー。部分用ファンデーションと呼ばれるものです。これは、しみ・そばかすといった顔の皮膚の色素斑やちょっとした色むら、小さなあざなどを隠すことを主な目的にして作られた化粧品ですから、正しく使えば効果は抜群です。

多くのしみは、コンシーラーとファンデーションを上手に使うことで、かなり見えにくくすることができます。ただしコンシーラーには、ペンシルタイプやスティックなど形状が色々あり、慣れていないと不自然な感じに仕上がってしまうという難点はあります。色選びのコツは、しみのカバーを目的として使うなら、ご自身の皮膚よりワントーン濃い色を選ぶことです。

2.ファンデーション

次に、コンシーラーと並んで、しみ隠しの真打ちともいえるのがファンデーションです。色々な好みはあるでしょうが、特にコンシーラーを使わない場合は、リキッドファンデーションやクリームファンデーションといった、カバー力の高いタイプのファンデーションを使うことが、しみをカバーするうえで有効です。軽めの感触が好きな方にパウダリーファンデーションが人気ですが、パウダリーファンデーションを使うなら、コンシーラーもあわせて使うとよいでしょう。

3.化粧下地

続いては、化粧下地です。化粧下地を使うとファンデーションがきれいにのるので、しみを隠したい場合にはおすすめです。UVカット効果の入ったものなどもありますので、さらなるしみを作らないためにも、化粧下地を使うこともおすすめします。

ベースメイク以外で、しみをカバーする方法

人間の目は「目を引く部分」にとらわれる面がありますから、ある程度ベースメイクで皮膚のしみをカバーしたら、たとえばハイライトを使ったり、あるいは明るめのアイシャドウ、パールやグロスの入った口紅を使ったりするなどで、注目される部分をほかに作ることも効果的です。
メイク以外でも、明るめの色のトップスを着たり、髪形を華やかにする、ブローチや髪飾りなどを使う、といったことも効果的でしょう。

まとめ

まとめ

顔のしみは、本人にとっては非常に気になりますが、よほど目立つ大きなしみでない限り、他人からは気にならないことも多いものです。しみを気にし過ぎて、人前に出ることが苦手になってしまってはつまらないですよね。
明るい表情や、張りのある声、服装のセンスなど、人の印象を左右するものは他にもたくさんあります。しみばかり気にしないで、はつらつと生活したいものですね。また、今はしみをとるハイドロキノン配合のクリームなどでも、効果の高いものが多く出ていますから、気になる方は、使用法を守って試してみるのもよいでしょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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