リジュビネーションでシミを治療する
しみの改善にかかわる「リジュビネーション」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これを聞いたことがあれば、かなり美容が意識の高い方ではないかと思います。ここでは、この「リジュビネーション」について解説します。
しみの医療(皮膚科):リジュビネーション
目次
リジュビネーションとは
「リジュビネーション」はもともと英語の「Rejuvenation=再び若くなる」つまり、若返りを指す言葉です。お肌の張りを取り戻したり、しわやたるみ、くすみを目立たなくしたり、もちろん、ここでお話しするしみを薄くしたり、消したりする施術も総合的にリジュビネーションと呼ばれています。
リジュビネーションとして行われる施術
「リジュビネーション」という言葉自体、非常にあいまいな定義ではあります。ある程度年齢を重ねてきていれば、肌に美容目的で行うことすべてが「リジュビネーション」ともいえるでしょう。したがって「リジュビネーション」という名目で行われる施術も、それぞれのサロンや医療機関での施術内容に関してはっきりしたコンセンサスはなく、内容はかなり異なるのが実情です。
そんな中、リジュビネーションの一環として多く行われている施術としてあげられるのが、
- ・しみや肌の弾力などに対するレーザー治療
- ・顔のたるみやしわを改善する目的で行われるフェイスリフティング
- ・プラセンタや各種のホルモン注射
- ・ケミカルピーリング
- ・デトックス注射
- ・各種のフェイシャルマッサージ
などです。
リジュビネーション治療の目的
もちろん「リジュビネーション治療」の究極の目的は、若々しい肌を取り戻すことにあります。しみの改善に関して具体的にいえば、長い間紫外線やストレスなどにさらされて、しみなどができてしまった部分にレーザーで治療することなどのことです。
繰り返しになりますが、そもそも明確には内容の縛りがない治療のため、施術内容をしっかり確認して契約を結ぶことが大切です。
レーザーを取り入れた治療を「リジュビネーション」と称しているサロンや医療機関が多いものの、医師のいる医療機関であるか否かで使えるレーザーの種類や出力も異なってきます。
まとめ
「リジュビネーション」というと、何か特別なことをするようなイメージがありますが、実際には既存の治療を総合的に組み合わせた「若返りを目指して行う治療」と理解するとよいのではないでしょうか。もし、しみだけが気になっている、ということなら「リジュビネーション」と銘打った治療でなくても、単独でそのしみの性質に合ったレーザー治療を行うほうが、的確かつ割安である場合もあります。
もちろん、お肌の状態を総合的に改善したい、あるいは全体的に若返りを目指した施術をしたいがどの施術を受ければよいのか迷っている場合には「リジュビネーション治療」を行ってみるのもよいかと思います。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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