フォトソールでシミを治療する

多くの人を悩ませるしみ。このしみの治療は今や一般的なものになり、治療方法も多くの選択肢ができてきました。そしてどの方法にも、メリットとデメリットがあります。シミの種類や、施術を受ける方に合ったベストな方法を選ぶとよいでしょう。
ここでは比較的新しいしみの治療法「フォトソール」について解説します。

シミ

しみの医療(皮膚科):フォトソール

目次

しみの治療方法にはどんなものがありますか?

しみの代表的な治療法には、大きく分けて、内服薬によるもの、外用薬によるもの、そして主にサロンや医療機関などで行うより専門的な技術を要するものに分けられます。
内服薬としては、ビタミンCの誘導体やトラネキサム酸など、外用薬としてはハイドロキノンやレチノールなど、専門的な治療としてはレーザー治療やケミカルピーリング、あるいはイオン導入などが主だったところでしょう。
もちろん、しみの種類自体もいくつもありますので、それぞれのしみに合わせて治療を選択することになるでしょう。

フォトソールとは、どんな方法ですか?

「フォトソール」とは、IPL(IntensePulseLight、インテンス・パルス・ライト)とRF(RadioFrequency、高周波)を組み合わせて行う治療です。

1.IPL

IPLレーザーで照射する光です。このIPL単独でも、しみ、くすみ、そばかすなどの治療に用いられます。エネルギーは非常に強く、私たちの生まれつきの肌の色素にも反応してしまうので、照射出力を強くすると肌を傷めるリスクが高くなります。そのため出力を調整しなければならず「肌の表層でとどまって、奥まで届かない」というデメリットが出てきます。

2.RF

肌の色素など、色には反応しないエネルギーなので、肌の深いところまで届かせることができます。IPLのみでなくこのRFと呼ばれる高周波エネルギーを一緒に用いることによって、よりお肌に負担が少なく、肌のより奥(中間層や深い部分)にまでパワーを伝えることが可能になり、無駄なダメージを避けられるようになっています。

このように、IPLとRFを組み合わせることによって、これまでのIPL単独の治療よりもより効果的に、トラブル少なく治療が行えるように改良したものが「フォトソール」です。出力を替えたり、特殊なフィルターを用いたりすることによって、オーダーメイドに近い治療が行えるようになっている場合が多いようです。

フォトソールはどんな風にして行われるの?

フォトソールは、まずメイクを落とし、きれいに洗顔した肌にひんやりしたジェルをのせ、目をカバーして施術が行われます。
一般的なレーザー治療と同様、軽くゴムが当たるようなパチッとした刺激があります。施術自体は、顔全体に行ったとしても、20分ほどの短いものです。
そのあと医療機関によっては、クーリングのためのパックを行ったりする場合があります。 フォトソールを行った後は、通常通りメイクをして帰ることが可能な場合が多いので、お仕事や人との待ち合わせがある日にも施術を受けられます。

まとめ

まとめ

フォトソールは効果的な治療といえますが、まだ取り扱っている医療機関は限られています。また、一回のみの治療で悩みが解決することはほとんどなく、3~4週間程度の期間を開けて、5~10回程度行う場合が多いです。
肌に負担が少ないといわれる魅力的なしみの治療法ですが、自由診療で、費用的には大きな負担になる場合がありますから、しっかり説明を受け、費用や施術内容に納得したうえで、開始するようにしたいですね。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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