スキンケア(保湿)でくすみ対策
ニキビができた、そばかすが増えた、乾燥する、顔色が悪く見える、など様々な悩みがあると思います。また、せっかくメイクをしても乾燥や、シミによってメイクが映えない!ということはありませんか。
そんな中、忘れてならないのがお顔の「くすみ」です。洗顔をしても、思ったように顔に明るさが戻らない、つやがないと感じたり、さらに、ニキビやシミが目立つようになることもあります。また、お肌が乾燥状態になりやすくなることもあり、女性にとって大きな悩みの種であると思います。
くすみの原因は、「肌代謝(ターンオーバー)」の悪循環と、血行不良です。夕方にくすみを感じやすいのは、この「血行不良」が原因であることが多いのですが、今回はくすみの要因である、この「肌代謝」を促すために重要な「保湿」について解説していきます。
くすみ対策には保湿の徹底が大切! その理由とは?
目次
ターンオーバーがうまくいかないと、「しみ」の原因に?
肌は、いくつもの層が重なって作られています。大きく分けると、「表皮」と「真皮」に分けられます。その「表皮」は内部から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」というように重なっています。細胞が古くなると肌の表面から剥がれ落ち、新しい細胞が表面へと出てきます。
この肌代謝の悪循環を引き起こすものとして、紫外線によるメラニンの蓄積、乾燥、水分・栄養不足、疲労、不眠、ストレス、タバコ、化粧汚れ、老化、毛穴の汚れなど原因は多くあります。
私たちの肌は、約28日間かけて新しい肌をつくるために肌代謝(ターンオーバー)を行います。しかし、先述した 原因が肌代謝を阻害してしまっているため、古い角質層やメラニンが蓄積し、血行不良や栄養、不眠によって、肌を作り出す材料が揃わなくなってしまうのです。それが「くすみ」となって見えてしまうのです。
くすみを起こさないためのケアで大切な「保湿」
何より大切なことは、「肌代謝(ターンオーバー)」が適切に行われるような環境作りです。正しいターンオーバーが行われれば、古い角質が剥がれ落ち、メラニンも外へ排されやすくなります。肌がごわつき、張りがなくなり、シミやニキビが目立ってきてしまいます。それには、外からのケアと、中からのケアの両方が必要です。
それが、「保湿」です。肌のターンオーバーには保湿環境が何よりも大切です。 乾燥や水分不足は肌には大きなダメージです。また、時々「ピーリング」を行ってください。この作業は、肌に溜まった古い角質層を取り除き、化粧水や保湿クリームの浸透が一層良くなります。
また、その保湿環境下で肌代謝を行うには、そのための栄養が大切です。ビタミンやミネラル、たんぱく質を食事から摂取し、栄養を与えましょう。特に、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンCが重要であるとされています。
まとめ
「血行不良」もくすみの原因です。そのため、マッサージや首を温めるなどして血行をよくしてあげることも大切です。そのため、時々顔の循環を良くしてあげるケアも行ってください。 日頃からご自分の生活習慣を見直すことで「くすみ」を予防することができますので、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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