生活習慣でくすみ対策
お肌のくすみが気になるという方は、日頃どんな対策をされているでしょうか。洗顔や美容液、こまめなUVカットなど、きちんとしているはずなのにくすみが消えないというお悩みをよく耳にします。
もちろん、これらはとても効果の高いくすみ対策ではありますが、実はその他の全般的な生活習慣で、お肌をくすませてしまっている可能性があるのです。
くすみをなくす「生活習慣」とは?
目次
生活習慣が私たちの心や体に与える影響
一言で生活習慣といっても非常に幅広く、食事や睡眠時間をはじめ、運動習慣や定期的に行う趣味の活動なども含まれます。皆さんもご存知の通り、これらが私たちの心身に与える影響というのは計り知れません。
例えば睡眠不足一つとっても、寝不足の次の日は気分が沈みがちでイライラしてしまったり、何となく肩こりがしたり緊張した感じがし、顔色も悪くくすんだ感じがする、というのは、多かれ少なかれ経験されたことがあると思います。
同時に、食事にしても数日ジャンクフードやお菓子類が続くと、ニキビが出来たりなんだかお肌につやがないと思うことがありますよね。
くすみに特に影響する生活習慣とは
具体的には、
- ・日焼け
- ・炭水化物や甘いものの摂りすぎ
- ・冷えや運動不足による血流悪化や新陳代謝の低下
- ・ストレス
などがあります。
日焼けはメラニン色素の生成によるくすみ、炭水化物や甘いものの摂りすぎは糖化によるくすみを引き起こします。また血流低下は肌の老廃物をうまく除去することが出来なくなってしまいます。
仕事や人間関係でのストレスは、交感神経を活性化して自律神経のバランスを乱し、全身の末梢血管の血流を悪化させますし、このほかにも洗顔を適当に行ったり、化粧をしたまま寝てしまうことがある、といったことももちろん、肌の汚れや色素沈着によるくすみに影響してきます。
くすみを改善する生活習慣とは
生活習慣は人によってさまざまで、くすみのためにすべてを改善し、完璧に行うことは難しいかもしれません。 それでも、対策がないわけではないのでご安心ください。
例えば、血流低下が気になるなら身体を冷やさないように職場に一枚ひざ掛けを置いておくとか、飲み物は温かいものをとるようにするといったことがあげられます。
あるいは、限られた睡眠時間でできるだけ質の良い睡眠がとれるように、枕や上掛け布団、マットレスにこだわってみるといったことからでもはじめてみると、きっと変化がでてくることでしょう。
まとめ
自分の生活習慣に改善点がありすぎて、でも時間はなさ過ぎてどこから手を付けたら良いのかわからないという方は、まず自分に優しく、ストレスケアから始めてみてはいかがでしょうか。
自分が心地良いと感じること、リラックス出来たり、よいエネルギーが得られると思うことであれば特に種類は問わないと思います。
運動もかねてスポーツでストレス解消できれば一石二鳥でしょうが、却って運動がストレスになる方は、無理をする必要はありません。マッサージに通う、ゆっくり温泉に浸かっておいしいものを食べる、どんなことでも構わないので自分をストレスから解放してあげる時間を作りましょう。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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