毛穴がくすみの原因
顔のくすみは誰にとっても嫌なものです。表情も何となく暗く見えますし、老けた、生活に疲れたような印象になるのも困りものですよね。
自分のくすみがどんな原因によって起きているのかを知って、早速、効果的なくすみケアを始めましょう。
毛穴汚れが顔をくすんで見えさせる?その原因と対策は
目次
顔がくすんで見える主な原因は?
くすみと一言で言ってもその原因はさまざまで、
- ・血行の悪化によるもの
- ・メラニンがお肌の表面にたまってしまっている場合
- ・皮膚表面にお化粧や老廃物などの汚れが残ってしまいくすんで見えている場合
- ・皮膚の糖化によるもの
などがあります。
今回はこれらの原因のうち、毛穴の汚れによるくすみについてお話ししたいと思います。考えてみれば、小鼻の部分など黒っぽく毛穴に汚れが溜っていること、よくありますよね。
顔の表面全体に毛穴はありますから、その一つ一つに汚れが溜っていると考えると、顔全体がくすんでしまっても仕方がないと思えるのではないでしょうか。
毛穴に汚れが溜ってしまう原因は、やはりご自身から分泌された皮脂や、それにからめとられた空気中の汚れ、顔の表面についた汚れやメイクによる汚れなどがきれいに落とし切れていないことにあります。
毛穴にたまった汚れは時間がたつごとに少しずつ酸化してしまい、だんだん毛穴一つ一つが黒ずんで顔全体のくすみへとつながっていくのです。
毛穴が汚れてしまうさまざまな原因
毛穴が原因のくすみは、根本的に「汚れ」が原因になっています。
具体的には、
- ・日々お肌に外から付着するほこり
- ・春や秋であれば花粉
- ・メイクアップ用品などがうまく落とし切れていない
- ・身体の内側からの汗や皮脂
- ・肌から生成される古い角質などの老廃物が肌や毛穴の中に残ってしまっている
これらのことが、根本的な原因になっているということです。特に、この汚れが何日も落とし切れず、毛穴の中などで化学変化を起こし、変色してしまった場合などは、よりはっきりしたくすみの原因につながってしまいます。
毛穴の汚れをとる丁寧な洗顔の4つのポイント
毛穴の汚れによるくすみを防ぐには、やはり洗顔が一番のポイントになってくるでしょう。「でも、顔は毎日洗っているし…」と思う方も多いはず。
ただ、現在メイクアップ用品もどんどん落ちにくくなっていますし、仕事や家事などで忙しく、あまり洗顔に時間はかけていない、という方も多いのではないでしょうか。
ここはひとつ、基本に戻って、肌に合った洗顔料を選ぶことから「丁寧な洗顔」を始めてみましょう。
- 1.ポイントメイクには専用のリムーバーを必ず使用する
- 2.クレンジングで優しくメイクを落とす
- 3.洗顔料はしっかり弾力のある泡が立つまでよく泡立てる
- 4.手のひらでこすらず、泡で汚れを巻き取るイメージで洗う
以上のポイントに注意することで、肌に負担をかけず、かつ効率的に汚れが落とせます。
まとめ
お肌の汚れは丁寧に洗顔すると意外と面白いように汚れが落ちるものです。日焼けかと思っていたご自身の顔の色がワントーン白く見え、ファンデーションを明るめのものに変えたくなるかも知れません。
ただ、何事もやりすぎは禁物です。肌に必要な皮脂まで洗顔ではがしてしまったり、せっかくきれいに並んでいる健康な角質層を傷つけて、その部分が厚ぼったくなってしまったりすることのないように、あくまでそっと優しく洗顔するようにはしてくださいね。
またもちろん、洗顔のあとにはすぐに肌に残った水分をふき取り、きちんと肌に合ったローションやクリームなど潤いを補充してあげることもお肌の健康なターンオーバーを保つ上で大切なことです。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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