毛穴開き
毛穴が開いてしまうのは、誰にとっても嫌なものですよね。肌のキメが粗く見えたり、ひどくなるとオレンジの皮のようにぼこぼこした感じになったりしてしまうと、お化粧のりも悪く残念な気分になってしまうこともあるのではないでしょうか。
ここではそんな「毛穴の開き」の悩みについて解説していきます。
毛穴:悩み:毛穴開き
目次
毛穴が開いてしまう原因1:皮膚のたるみ
汚れの詰まりが毛穴が開いてしまう原因になることもありますが、そのほかの原因として、まず皮膚のたるみがあげられます。
本来、健康な皮膚の表面は、きれいな円状の毛穴が並んでいます。しかし、加齢、急激な体重の変化、日焼けなどにより皮膚の表面の弾力が失われ、たるみやしわが出来てしまったりすると、その部分の皮膚が不自然にゆがみ、そこにある毛穴も長く伸びてしまうことになります。こうして毛穴の面積自体が広がってしまい、形も細長くなり目立ってしまいます。
毛穴が開いてしまう原因2:皮脂の過剰な分泌
毛穴が開いてしまう原因としてあげられるもう一つが、皮脂腺からの過剰な皮脂分泌です。いわゆるオイリー肌の方にはおなじみの状態かもしれません。
皮脂の過剰な分泌は、生まれつきの体質による場合もありますが、食べ物や不規則な生活リズムなどに影響されることもあります。また、ストレスが強くなると体内でホルモンバランスが変化し、男性ホルモンが増え、皮脂の過剰な分泌が起こりやすくなることもあるようです。
そのほか、意外と多いのが、皮膚の洗浄のしすぎ(洗いすぎ)です。皮脂や水分が極端に皮膚の表面から減り、反応的に皮脂の分泌が増えてしまうのです。
毛穴の開きはどのように対策したらいいの?
毛穴が開いてしまっている場合の対策としては、まず現状の毛穴が開く原因を見極めることから始め、その原因を取り除いていくことです。
1.たるみが原因の場合
表情筋を鍛える体操などは非常に有効ですので真っ先に行うとよいでしょう。普段から口角を上げるよう癖付けたり、パソコンやスマートフォンなどを使う際に下を向く習慣のある方はそれを控えるようにするだけでも、特に顔の下半分のたるみなどはある程度予防・改善させることができるでしょう。
2.ホルモンバランスなどが原因の場合
規則的な生活習慣や睡眠時間の確保、食生活の改善やストレスをためすぎないようにすることなどがカギになってくるでしょう。
毛穴の開きについて治療法をみるまとめ
毛穴の開きを改善すると一言でいっても、一朝一夕の解決は難しいものです。また、もともとオイリー肌であったり、慢性的に忙しい、人間関係などでストレスの多い生活を送っている、といったような方は、毛穴のケアまで頭が回らないかもしれません。しかし、毛穴の開きを放置して同じ生活習慣を続けていると、ますます悪化し、気づくと気になっていただけの一部分が、まるでみかんの皮のように変化してしまっている…という可能性も。
まずは、毎日正しい洗顔、保湿を行うことを心がけましょう。そのうえで規則正しい生活を送り、顔のたるみを改善する運動を取り入れていくことが望ましいです。
美肌がチャームポイントになるような、理想的な肌を目指していきましょう。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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