ターンオーバーの乱れがそばかすの原因

みなさん、そばかすときくと「生まれつきだから仕方ない」「体質だから仕方ない」と思われる方が多いと思います。もちろん、そばかすは遺伝とのかかわりも深いのですが、そばかす自体が遺伝するという事ではなく、そばかすができやすい体質が遺伝しているということです。欧米人や欧州人の白人の子供に多くみられ、日本人でも白色体質が遺伝すると、そばかすが出来やすい体質になるのです。今回はそばかすとターンオーバーの関係について解説していきます。

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そばかす

ターンオーバーの乱れとそばかすの関係は?

目次

そばかすの特徴は?

そばかすは子供の頃になくても、思春期や大人になって出てくることもあります。そばかすは「雀卵斑」(じゃくらんはん)ともいわれるもので、皮膚にできる色素斑の一つです。これは、スズメの卵の模様に色や形が似ているからだそうです。早いと幼少期に発生し、思春期には目立つようになってきます。大きさとしては、5ミリ以下で、様々な大きさがあるシミとはことなります。また、太陽を浴びることで紫外線の影響によって色調が濃くなり、浴びれば浴びるほど、濃くなっていきます。
この原因には、優性遺伝するとも言われており、遺伝性が強く反映してきます。

しみもそばかすも紫外線の影響が大きい!

反対にしみの発生は20代後半~30代になると発生してきます。紫外線を浴びてきた結果によるメラニン色素の増加状態をいいます。先述したそばかすの遺伝とは異なり、後天性の色素沈着なのです。

ただし、そばかすもしみもメラニンがつくられる過程は同じなのです。実は、どちららも紫外線の影響は大きく、さらに生活の乱れなどの原因も関係してくるのです。
そのため、しみはしっかりケアすれば、アンチエイジングに繋がります。

そばかすを少なくするために注意すべきことは?

そばかすの原因が、遺伝性であると思われる方はとくにケアが必要です。
そばかすの発生をできる限り抑えるために注意すべき事、それは「紫外線」と「ターンオーバー」です。 ターンオーバーとは肌を作り出すサイクルのことです。私たちのお肌は、4層に分かれており、それぞれの働きによって、古くなった角質層を落とし、新しい肌にしてくれる働きを担っています。

紫外線を浴びて生成されるメラニン色素は、ターンオーバーが適切に行われると、外へ排出されるのですが、なんらかの要因によってこのシステムが阻害されると、うまく排出することが出来ず、徐々に蓄積してしまうのです。 すると、蓄積した結果、黒褐色の色素が定着し、そばかすとなってしまうのです。

第一に紫外線を防ぐ生活を行いましょう。そして、紫外線を浴びた後のケアとして、適切なクレンジング、洗顔、そして保湿まで十分に行ってください。
また、日々の食生活にビタミンは欠かせませんが、まずはバランスの良い食事と十分な休息が大切になってきます。

まとめ

まとめ

このように、そばかすを防ぐのはしみの発生を防ぐための生活と似ています。ただ、そばかすの場合は、元々出来ているそばかすを濃くしてしまうので、十分な対策が必要になってきます。
遺伝性だからと諦めず、そばかすを増やしたり、濃くしない生活を心がけるだけでも違ってきます。また、子供も遺伝でそばかすができそうな場合には、小さい頃から対策をしてあげることも大切です。
これからの季節、外に出る機会も増えますので、十分に気をつけましょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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