手軽にできるセルフケアであざ治療

どこかに手や足をぶつけてしまってきる青あざには、がっかりさせられますね。特にスカートを履いたときに、膝など見えやすい部分に大きな青あざができていると、本当にブルーな気持ちになってしまいます。
ここではこの見苦しい青あざを、少しでも早く目立たなくするためのセルフケアについて解説します。

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あざ

あざの治療:手軽にできるセルフケア

目次

青あざができたら、応急処置はまずどうしたらいいの?

机の角に手足をぶつけた、ボールがぶつかった…などというとき、青あざができてしまったら、まず大切なのは冷やすことです。
皮下の血管が衝撃によって破れ、内出血が起こってしまっているのが青あざですから、まず青あざができた直後は、破れて出血している血管を冷やして収縮させ、出血を止めるようにすることが大切です。
「青あざは温めるのがよい」というかたがいますが、それは青あざができてからしばらくたって、内出血が完全に止まったあとに治りがよくない場合の話であり、まず受傷後は丸三日、72時間が経過するまでの間は冷やすことが先決です。
冷やすことによって、痛みが和らぐのも利点の一つといえるでしょう。

青あざを冷やす方法

冷やし方とは、氷のうが最もよいとされていますが、コールドパックや流水など、冷やせれば基本的には何でもよいと考えられます。ぶつけた部分に氷などをしっかりと密着させるのがポイントです。
ただしお子さんや肌の弱いかたの場合は、あまり冷やしすぎると肌によくないこともあります。また、通常の大人の場合でも極端に冷やしすぎると、凍傷になる可能性もありますから、適当なインターバルをとりながら冷却するようにしましょう。
もちろん、冷やしても腫れがなかなか引かないような場合は、骨折などの可能性もありますから、早めに整形外科を受診するようにします。患部を安静にすることももちろん大切です。

丸三日以上経っても、なかなか青あざが治らない場合

冷やして72時間以上経過し、もう腫れや熱感はないけれども、青あざだけがひどく残ってしまっている…ということもあるのではないかと思います。こういった場合に効果的な方法があります。

1.温める

患部をある程度温めることで組織の血流をよくし、再生を促す方法です。人肌程度の温タオルでしばらく温めたり、あまり熱くないお風呂にゆっくり入浴することで、全身の血流を促すとよいでしょう。

2.外用薬の使用

組織の血流を良くする目的で、ヘパリン類似物質が含まれた外用薬を使用します。これは、保湿効果もあるため、乾燥肌気味のかたには一石二鳥の治療法です。

3.鉄分の摂取

やや間接的にはなりますが、食生活で鉄分を摂取したりすることも、青あざができやすいかた、できたら治りにくいかたには、改善がみられる場合があります。

まとめ

まとめ

青あざのセルフケアをいろいろご紹介しましたが、これ以外にもいろいろな方法があります。例えば楊枝など先のとがったもので青あざ部分の周辺を軽くつついて血流改善を促す、といったちょっと痛そうな方法などもあります。もしこれを試す場合は、皮膚を傷つけないよう気をつけて行ってください。
青あざは、特に血液疾患がない場合、放っておいても治るものではあります。しかし、やはり「早く治したい」というかたは、ご紹介した方法を試してみるとよいでしょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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