サプリの見分け方(選び方)

ドラッグストアや健康食品店には医薬品を凌駕する勢いで多種多様なサプリメントが販売されています。これまでにサプリメントを手にしたり、その中のものを継続して使用したりしている方も多いのではないでしょうか。ここでは美肌のためのサプリの選び方を紹介していきます。

美肌

美肌のためにサプリを摂取したい! サプリはどうやって選べばいい?

目次

美肌のためのサプリメントにはどんな種類がある?

お肌のためのサプリメントに絞って考えると、メジャーなものでは

  • ・美白をうたったビタミンC
  • ・お肌のハリに対する効用を主として宣伝しているコラーゲン、プラセンタ
  • ・各種ミネラル
  • ・コエンザイム

などがあります。
これらの成分をいくつか組み合わせて、複合的な効果を狙ったものも各種販売されています。
錠剤の他にも水などに溶かして引用する粉末あるいはタブレット状のものや、ドリンク剤のように蓋を開ければすぐ飲めるようになっているものも見かけます。 ではこれらの広い意味でのサプリメント、本当に効果があるのでしょうか。

サプリメントの見分け方について

医薬品などとは異なり、実はその表示している効果を政府などが特に保証してくれているわけではないのがサプリメントなのです。 通常の服用をして直ちに健康に害があるものであればもちろん違法になりますが、基本的には自己責任で使用することになります。
よく、サプリメントは「食品」だから害にはならない、という勘違いをされている方を見かけますが、必要のないものを過剰に摂ったり、体に合わないものを続けて服用したりすることでお薬と同じように副作用が出ることもあります。
一つの例として、妊娠している女性がマルチビタミンなどを含め、ビタミンAを含むサプリメントを長期間多量に摂りつづけることは好ましくありません。
また、スーパーフードとして有名なクロレラなどはビタミンKを多く含み、血液を凝固させる働きがあります。抗凝固薬としてごく一般的に処方されているワーファリンを服用されている方などにとっては、納豆同様、好ましくないものです。

どんなサプリメントを選ぶべき?

誰かにすすめられたから、流行しているから、という理由ではなく、まず原材料やどのように作られたかについて、きちんと記載されているものを選びましょう。
何がどのくらい入っていて、添加物はどのようなものが入っているのかも大切です。健康被害があった時に備えて、きちんとした相談窓口が日本国内に設置されているものが好ましいとも言えます。
特に、

  • ・持病があって治療中の方
  • ・妊娠中または妊娠している可能性がある方
  • ・妊活中の方

などは、自分が何を身体に取り込んでいるのか、きちんと知っておく必要があります。

まとめ

まとめ

色とりどりのサプリメントを店頭で見かけると、自分の悩みを解決してくれる魔法の薬のような気がして、思わず手に取って試してみたいような気持ちになるものです。購買意欲をそそるように宣伝文句がズラリと並んでいますね。
ただ、有名なもの、評判のものだからといって、本人のお肌や身体に効果があるとは限りませんし、余分なものを身体に取り込んでいる可能性すらあるのです。少しでも内容などに不安がある場合、メーカーに問い合わせたり、自分の体の合っているかどうかについて主治医の先生に相談したりすると良いでしょう。
きちんとした食生活を送り、持病などがなければサプリメントは必要がない場合も多くあります。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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