美肌とダイエットの関係
美肌やダイエットというキーワードは、どんな女性でも気になることだと思いますが、実は、美肌とダイエットには密接な関連があるのです。
そもそも女性の肌というのは、食事や普段の生活、体調やストレスなどによって、たやすく変化するものです。実際にダイエット経験のある方はおわかりかと思いますが、ダイエットをして美肌になったという方、または反対に、ダイエットをして肌が荒れるようになってしまったという方もいらっしゃるでしょう。これはなぜなのか、肌とダイエットの関係について、考えていきたいと思います。
肌の状態を左右する?美肌とダイエットの関係とは
目次
ダイエットで美肌効果は食生活の改善の賜物!
ダイエットをするということは、油分の多い食物や糖分を減らすことから始める方が多いのではないでしょうか。これらの食べ物は、美肌の大敵であるニキビの発症につながってしまいます。そのため、ダイエットを行うことで、ニキビができることの予防につながり、美肌と関連するようになります。
また、間食をしない、夜寝る前にお菓子を食べないなどの点で、今まで荒れていた肌が改善した、という経験の声もあります。
ダイエット中は、多くの方が油物や糖分を控える代わりに、野菜中心の食生活となり、ビタミン類を積極的に摂取することになります。そうすることで、ニキビができることを予防し、また肌の状態を整え、まさに美肌に密接に関連するのです。
適度な運動も美肌には効果的!
ダイエットは、食生活の見直し・改善だけではなく、運動も意識的に行うようになります。適度に運動をすることで、体内の新陳代謝を活性化させ、美肌効果につながります。
しかし、ここで注意しなければならないのが、前述のように適度なダイエットは確かに美肌と密接に関連していますが、過度なダイエットは逆に肌荒れや体調不良の原因につながってしまいます。無理な食事制限をすると、栄養不足となり、生理不順や肌荒れの原因となってしまうためです。
それではダイエットによる肌荒れについて、もう少し詳しくみていきましょう。
ダイエットで肌も栄養不足に!?
ダイエットによる肌荒れの一番の原因としては、栄養不足が考えられます。
美肌になるため、美肌を維持するためには、ビタミンやミネラル等の栄養素や、油ものも適度に摂取することが大切です。しかし、食事制限を行ってしまうことで、美肌に必要な栄養成分までも摂取不足になってしまうのです。
その結果、本来、肌に行き渡るべき栄養が行き渡らず、肌のかさつきやニキビができてしまうことになるのです。
ダイエットで肌が荒れてしまった……という経験のある方の場合、食生活を見直すことが重要です。ダイエットのために、低カロリーの野菜ばかりを摂取すると、ビタミン類は摂取できますが、美肌に大切なタンパク質の摂取が疎かになりがちです。
ダイエット中の食事は、野菜類だけの摂取ではなく、タンパク質の多く含まれる肉類や魚類の摂取を心がけましょう。
まとめ
美肌とダイエットには、密接な関連があることがお分かりいただけたと思います。
過度なダイエットは、冷えや生理不順などの身体の不調や、お肌や髪の荒れなど、痩せたこと以上のデメリットが残ってしまうケースもあるのです。
ダイエットの際は、体重を減らすことだけを意識するのではなく、トータルで美しくなることを目指し、適度なダイエットをしてください。
ダイエットと美肌をセットで意識することで、生活習慣を見直していくと良いでしょう。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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